素材の粉砕にもロールを使用!粉砕ロールの仕組みを紹介

サクライグループが手掛けるロールの中には、素材を砕くための粉砕ロールもあります。ちょっと意外かもしれませんが、ロールに凹凸をつけたものを二つ、お互いに逆回転させると粉砕することができます。そんな粉砕ロールについて詳しく見ていきましょう。

■粉砕ロールはどんな仕組み?どうやって粉砕するの?

粉砕ロールは2本のロールに刃を付けて、刃間同士がかみ合うように設置します。お互いの粉砕ロールを逆回転させると原料塊を解砕できる仕組みです。刃の大きさや細かさ、刃間の感覚によっては自由自在に粉砕できるのが特徴です。

刃形状は粉砕に大きく影響するので、粉砕ロールの加工を得意とするサクライグループのパイテックでも、多種多様な刃形状に対応しているとのこと。刃の素材によっては水洗いができるものや、取り扱いが簡単なもの、大がかりなものまでさまざまなものがあるそうです。

また、回転速度を調節すると1時間あたりの粉砕量も変化します。ただ、原料塊の素材によっては、粉砕ロールの回転速度を上げられないものもあるようで、無理に回転速度を上げると摩擦熱が発生することもあるのだとか。

■粉砕できるサイズはどれくらい?粉砕機ごとに粒度がちがう

粉砕ロールを手掛けるパイテックでは、さまざまなサイズへの粉砕に対応した粉砕ロールを加工しているといいます。例えば、φ100mm程度の原料塊をφ10mm程度の粗粉砕にすることや、粗粉砕したものをφ10mm以下の微粉砕にすることもできるようです。ゴロゴロした状態からサラサラの状態にも粉砕できるのです。

これらはすべて粉砕ロールの刃の大きさや刃間によって変動し、原料塊の素材の種類により変わります。刃間距離は細かいものでは1mm前後から設定できるものもあるそうなので、原料塊を粉状にすることもできるでしょう。

また、粉砕刃の材質が硬いほど、硬い原料塊を粉砕できます。例えばジルコニアという材質は、とにかく硬いことで有名です。実際の粉砕機の粉砕ロールの刃にも使用されているのだそうです。

粉砕というと、いかにも石や鉄などの硬いものを砕くイメージがありますが、食料品にも使用されているのだそうです。例えば、小麦粉を製粉するまでの工程にも、粉砕ロールが使用されているとのこと。粉砕ロールは工業用としてだけではなく、幅広い分野で活用されていることが分かりますね。

■ロールは圧延だけじゃない!いろいろな使い方がある

パイテックをはじめとするサクライグループが手掛けるロールは、圧延に使用するだけではなく、粉砕や厚みの調整などにも広く使用されています。鉄などの硬いものはもちろん、小麦などの比較的やわらかさがあるものまで対応しているとのこと。種類にもよりますが、コーヒーミルにも一部使用されているものがあるのだそうです。